両親は薬物依存症「父は刑務所に...」障害かかえ壮絶な人生を歩んだ当事者「現実を受け止められなかった」「恨むつもりも、否定するつもりもない」 ABEMA Prime 2025/06/19 11:55 拡大する 多母髪大気さん(23)は2002年4月、1キロ未満の低出生未熟児で、先天性脳性麻痺という障害がある状態で生まれた。そしてある日、父親に「なぜ僕はこんな体になったのか」と聞くと、「母親と父親が薬物が体に入っている状態で、そういう行為に及んだから、お前はそういう身体になった」と返され、衝撃を受けたという。 父親の発言に科学的根拠はないが、厚労省によると、薬物乱用は妊娠や出産に悪影響があるとされる。両親には養育能力がなかったため、一度も家族で暮らすことなく、乳児院に預けられ、6歳で障害児入所施設へ移った。「他の子どもは当たり前のように父母が面会に来るが、なかなか僕の場合はかなわず、『なぜ自分には父母がいないのか』とずっと思っていた」。 続きを読む 関連記事